九十九島動植物園森きららでは、10月4日に、当園初となるニホンカモシカが仲間入りします。
ニホンカモシカは、本州、四国、九州の山岳地帯に生息する日本の固有種で、特別天然記念物に指定されている貴重な動物です。しかし、単独行動するカモシカは、群れて生活するニホンジカに棲み処を追われ人里のシカ用の罠にかかったり、エサとなる植物が少なくなる等、その生息数は年々減っており、九州でも2020年には約200頭まで減少しています。
今回搬入する個体は、徳島県のとくしま動物園で飼育されている文太(ぶんた)」(3歳・オス)です。搬入後は、新しい環境に慣れるまでしばらく獣舎内で過ごし、様子を見ながら展示場に出る練習を開始したいと考えております。
搬入個体 | ニホンカモシカ「文太(ぶんた)」 2021年7月18日生まれの3歳・オス |
---|---|
搬入日時 | 2024年10月4日(金) ※動物の体調や天候等により、変更する場合があります。 |
展示開始日 | 10月下旬頃を予定 ※動物の様子を見ながら判断し、改めてお知らせいたします。 |
展示場所 | 旧ラクダ展示場 |
備考 | ★日本動物園水族館協会(JAZA)加盟園館におけるニホンカモシカの飼育状況は、国内17園、九州域内での展示施設はありません。(2024年9月現在) |